ご挨拶
国頭地区中学校文化連盟

会長 玉城 史江
本日は、本地区歴代会長、ご来賓の皆様、保護者、地域の皆様、関係各位の皆様のご臨 席を賜り、第30回国頭地区中学校総合文化祭が開催できますことを大変嬉しく思います。
本地区は、1994年に沖縄県中学校文化連盟と同時に設立されました。聞くところにより ますと、中学生の文化活動の発表の場を通して、創造活動の向上と充実を図り、文化活動 の健全な振興と発展をめざし、当時の校長先生方の強い思いで設立されたと伺っておりま す。このように30年にも亘り文化祭を継続できましたことは、ひとえに学校関係者、地域、 保護者の皆様のご支援、ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
本連盟では、中学生の文化の火を消すことなく、更なる文化の創造に向け取り組んでま いりました。コロナ禍であった3年間も、無観客開催、録画やWEBによる開催と、工夫を 凝らしながら開催を続けてまいりました。
今年度は、舞台の観覧希望校も19校と更に増えてきております。展示の部では引き続き、 WEB開催も実施し、舞台の部では学校限定視聴となるライブ配信も行われています。
さて、今年度は、大宜味村立大宜味中学校3年鵜沼 来羅楽さんのポスターと、大宜味 村立大宜味中学校3年宮城 遼楠さんの「歌と踊りでつなぐ思い 僕らが創る 美ら島文 化」のテーマの下、舞台発表、展示発表が行われます。
舞台の部では、9校の合同による幕開けの三線演奏を皮切りに、琉球舞踊・郷土芸能・ 少年の主張・英語スピーチ・創作ダンスと多種多彩な演目が予定されています。展示の部 では、美術や書道をはじめ、各教科の授業等で取り組まれた作品が展示されます。また今 年度は、各校の生徒会によるフォーラムも別会場で開催されます。ぜひ、多くの中学生、 保護者、地域の皆様にご覧頂き、中学生の情熱と息吹を感じていただけたらと存じます。
本文化祭が、これからも中学生の感性あふれる文芸や音楽発表の場、地域に脈々と受け 継がれている伝統芸能の発表の場として、多くの皆様に夢と希望、感動を与える文化の場 としてあり続けるよう、本連盟としてもその一役を担っていく所存です。
結びに、本文化祭を開催するにあたり、ご指導ご協力を賜りました学校関係者、地域の 指導者の皆様に深く感謝申し上げるとともに、ご支援をくださいました北部市町村会、北 部地区教育委員会協議会、沖縄県教育庁国頭教育事務所、国頭地区PTA連合会、名護市、 名護市教育委員会、国頭地区小・中校長会、その他全て関係者に重ねてに感謝申し上げ、 あいさつといたします。
どうぞ今日は最後まで、本地区中学生が思いをつなぎ、創り上げた文化をお楽しみくだ さい。
令和6年11月17日
国頭教育事務所

所長 大城 正章
本日,ここに第30回国頭地区中学校総合文化祭が開催されるにあたり,心からお祝い を申し上げます。
国頭地区中学校文化連盟は,平成7年の結成以来,文化の継承と創造・発展を目指し,中学 生の文化活動の結集の場として充実・発展してきています。 この30年の歴史は,ひとえ に関係者の皆様のご尽力の賜であり,深甚なる敬意を表するものであります。
テーマ『歌と踊りでつなぐ 僕らが創る 美ら島文化』のもと,国頭地区の多くの学校 が総合文化祭に学校単位で参加すると聞いております。中学生に皆さんにとって,地域に 根差した文化や新たに創造したものを発表したり,見聞し交流したりすることは大変意義 深いことであり,豊かな感性を育み,充実した学校生活や人間形成につながるものと確信 いたします。
今年も各中学校や地域において様々な文化活動が行われ,中学生の活躍は目を見張るも のがあります。本日の展示部門の数々の作品も,それぞれに創意・工夫がみられ,皆さん の真剣な取り組みの様子が伺えます。また,舞台部門も多様な内容となっており,日頃の 学習はもとより,地域の文化活動への参加の成果としての発表など,活動の幅の広がりを 実感しております。午後に開催される音楽発表会も第56回を数え,歴史ある発表会とな っています。仲間と一体になって音楽を創り上げていく中で,創造性や表現力が培われて いくものだと思います。
私たちの住む「やんばる」には,各地に息づく薫り高い文化があります。中学生の皆さ んが,今後とも積極的に地域の文化や芸能に関心を寄せ,郷土に誇りを持ち「未来を切り 拓くやんばるっ子」として大いに活躍されることを期待いたします。
結びに,本大会を開催するにあたり,御尽力くださいました関係各位に心から感謝を申 し上げますとともに,中学生の皆さんの健やかな成長と国頭地区中学校文化連盟の益々の 御発展を祈念して,祝辞といたします。
令和6年11月17日
沖縄県中学校文化連盟

会長 仲嶺 香代
「歌と踊りでつなぐ思い 僕らが創る 美ら島文化」のテーマのもと、第30回国頭 地区中学校総合文化祭が盛大に開催されますことを心よりお祝いを申し上げます。
今年で30周年の節目を迎える沖縄県中学校文化連盟と、国頭地区をはじめとする各 地区中学校文化連盟は、「文化芸術活動の場を提供することで、豊かな情操を育み未来 へつながる創造力を高め、個性豊かな表現活動を通じて、芸術文化研究活動の発展を図 ること」を目的とし、これまで本県中学生の文化活動の継承、発展に大いに寄与してま いりました。
また、国頭地区は、それぞれの地区・字に根差した特色ある文化芸術活動が盛んで、 中学生が様々な工夫をしながら音楽、伝統芸能、美術、書道など多くの分野でその豊か な才能を発揮しております。
今年8月に山口県下関市で開催された第24回全国中学校総合文化祭山口大会におい て、名護市立名護中学校3年生 瑞慶山良輔さんの書道作品「青天無片雲」が、訪れた 全国の皆様から高い評価をいただいています。また、昨年度本県で開催された第23回 全国中学校総合文化祭沖縄大会の舞台の部において、国頭村立国頭中学校の琉球芸能 「四季口説」が披露され、四季折々の情景を演奏とともに美しい舞踊で表現し、見る者 すべてを魅了するとともに、国頭地区が誇る伝統芸能や文化活動を全国に発信する素晴 らしい機会となりました。
このように、瑞々しい感性を持った中学生の皆さん一人一人が、沖縄県を誇りに思 い、伝統の継承・発展と新たな文化創造の若き担い手として、今後ますます活躍してく ださることを心から期待しています。
結びに、本文化祭の開催にあたり、国頭地区中学校文化連盟の玉城史江会長をはじ め、開催の準備にご尽力いただきました役員の皆様、関係各位に深く感謝を申し上げ、 国頭地区中学校文化連盟のますますのご発展を祈念し、あいさつといたします。
令和6年11月17日